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ウィズ・コロナという言葉が嫌いだ。ニュー・ノーマルとかいう言葉も。
どこかのお偉いさんの広報や高尚なコピーライターが考えた言葉なのかもしれないが、ぼくらの生活を格好良く固有名詞で一括りにすることなんてできない。各々の生活はありのままで開けっぴろげであって、そこに横たわっているのはただの暮らしであり、日々の連続だ。
熊本の燈書店からアルテリ最新号が届いた。
石牟礼道子、谷川俊太郎、田尻久子、坂口恭平、黒田征太郎。彼らの言葉はみな装飾がなく、生活に根ざしていた。ぼくはいまそんな文芸誌を読みたい。
(2020年・アルテリ編集室)