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(サイン本)She said the 1975 reminded her of how Parma Violets taste
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「1975年といえば、パルマバイオレット(※英国のスミレ風味のタブレット菓子)の味を思い出す」とフィービーは言った。
そして彼女はこう続けた。「15歳の時、死ぬまでにしたいことリストを作ったの。例えば、雨の妖精と一緒に踊るとか、たばこを吸うとか、女の子とキスをする、とかね」
フィービーは17歳。
1月、彼女は学校をサボって親友のベスと一緒に私の家にお茶をしにやってきた。1ヶ月前に私のインスタグラムに彼女が寝室でギターを弾きながら歌っている映像を送ってきた。私はそれがとても気に入った。
今、彼女はここにいて、私がジェイソンとシェアしているノースロンドンのアートコテージのソファに座っている。
フィービーが大学に行くまでの9カ月間、私たちは彼女が育ったロンドン郊外で写真を撮ることにほとんどの時間を費やした。彼女が友人たちと会ったり、曲を書いたり、生協のお得な食事を食べたり、ゲームセンターで遊んだり、犬を散歩させたりした場所だ。
私は70年代から80年代のニューヨーク、そしてその後のロンドンの汚いカオスの中でしか暮らしたことがないため、郊外の深い深い “なんにも無さ” に魅了されている。
アーティスト、ヴァレリー・フィリップスによる一人の被写体を撮り下ろした写真集の最新作は前作のzine『ハロー・フィービー』に続き、シンガーソングライター、フィービーの日常に密着し、撮影。500部限定。サイン本。
(2024年・MARGINAL PRESS)