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滝口悠生『茄子の輝き』吉田健一『東京の昔』、柴崎友香『春の庭』、村上春樹『風の歌を聴け』、半村良『小説 浅草案内』。アルコールの匂いと酒場の人いきれ、つまみの味わいと文字を追う楽しさ。小説や随筆を問わず、酒や酒場の登場する日本文学を読み解き、その面白さをのんべえよろしくズルズルと立体的に味わう。新たな視点で書かれた、ユニークなブックエッセイ。
(2023年・文藝春秋)