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ゲンズブールの写真集でイチバン好きなのはコレ。ロシア移民のユダヤ人家庭に生まれたリュシヤン・ギンズブルグ少年が、キャバレーのしがない楽団のピアニストとして働きはじめ、ある日ボリス・ヴィアンの歌唱に出会い、「セルジュ・ゲンズブール」と名乗る。バルドーとの蜜月、ジェーンとの結婚生活と別れ、酒浸りの生活、華やかなフランスの社交界、バンブーとの最後の穏やかな日々。1991年、ゲンズブールの死後翌年に刊行されたセルジュ・ゲンズブールのバイオグラフィ的写真集。ハードカバーのいい感じの造本、素晴らしい図版の数々で振り返るデカダンな人生。表紙・本文とも良好。今回、同等のコンディションの古書が二冊手に入りました。
(1991年・EDITION NRJ)