new
アレン・ギンズバーグはダウンタウンの安宿で衰弱していたハリー・スミスを看病し、回復するとコロラド州ボールダーのナロパ・インスティテュートに住み込みで給料を与え、集中講義を行わせた。1989年から1990年にかけて行われたそのハリーの講義を録音テープから忠実に文字に起こし、さらにさまざまな文献から抜粋コピーされた講義配布資料もそのまま収録したレイモンド・フォイエの原著が初の邦訳。
シュルレアリスム、シュレーバー、エンリコ・カルーソー、ネイティブ・アメリカン、レヴィ=ストロース、東洋思想、オカルティズム、民族学。様々な情報の断片が混然一体となり、言い淀み、言い間違い、突然の中断、脱線も、沈黙も、咳すらも編集することなく、ハリー・スミスの思考をそのまま剥き出しで記録した素晴らしいドキュメント。
(2026年・カンパニー社)