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オレはアメリカとヨーロッパの至るところで消えていく独立系のレコード店を見てきた。できるときには目いっぱい店をまわり、買えるだけ買えるようにしていたのはそのせいだ。独立系のレコード店がなくなったら、オレたちの損失は大きい。そういう店でレコードを買えば、そのたびに帝国に一撃喰らわすことになる。
ーヘンリー・ロリンズ
サウス・ミネアポリスの、社会不適応者たちが集まる一軒のレコード店。ブラック・ロンドンにおけるレゲエ・レコードショップが担ったレジスタンス、レジリエンス役割。オハイオ州クリーヴランドのレコード店で育ったひとりの少女。小説『ハイ・フィディリティ』とレコード店。スペインやポルトガル、ルーマニア、アフリカのレコード店の過去といま。
はぐれ者たちの文化的公共空間はどのように育まれ、人びとの生活を支えてきたのか。音楽研究、社会学、文化史、都市研究などさまざまな観点で、22のケーススタディから探る、一軒のレコード店が生み出す文化公共圏としての在り方。
(2026年・DU BOOKS)