other







1992年にエイズで早逝するまで、ジョン・ケージやローリー・アンダーソン、アレン・ギンズバーグらと共にニューヨークのアヴァンギャルド・ミュージック・シーンにおいて先鋭的な作曲を行うだけでなく、ディスコやニュー・ウェーブに接近、アートポップやフォークミュージックに至るまで、雑食的にさまざまなジャンルの音楽を横断。1970年代から1980年代にかけて、先駆的でありながらポップで躍動的、時代を超越する音楽を作り続けたアーサー・ラッセルのアンソロジー的一冊。
ニューヨーク公共図書館のアーカイブから発見された膨大なエフェメラと、ラッセルに最も近かった人々の個人的なレコード・コレクション、未公開の映像資料や手書きの楽譜、歌詞、写真、手紙、ドローイング、共同制作者や同時代のアーティスト、家族や友人への広範なオリジナル・インタビューなどを収録した、アーサー・ラッセルの短くも濃厚な人生を凝縮したアーティスト・ブック。
(2024年・Anthology Editions)