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音盤の来歴 針を落とす日々

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あの町この町。エサ箱屈んで、えっちらおっちら。そうして掘り起こした音盤から聴こえるのは、この世ともうそこにはない世界をつなぐ、言葉と音の親密な記憶。塵のようなノイズのむこうからは赤子の声も、断末魔の叫びも聴こえる。恋の成就の興奮も、うらぶれた人生の裏側も、ぜんぶレコードから学んだのだ。 アラン・トゥーサン、メイヴィス・ステイプルズ、レオン・レッドボーン、ドニー・フリッツ、メアリー・ルー・ウィリアムス。片面二十分足らずの音盤を前にして、残酷な世界から身を隠すために、もうひとつの、ありえたかもしれない生を想像してみる。 音楽はシェルターになりうるか? アメリカで神学と人類学を学んだ著者が、心の支えとなった音楽があった。ブルーズ、ジャズ、ロック、ソウル……いまも保持する愛着の深い音盤群と、ニューヨークで、ノースカロライナで、そして沖縄で出会った心やさしき人々との交流をもとに語る生活の記録。 (2025年・晶文社)

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