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70年代ディストピア映画が映した暗黒郷 特集ソイレント・グリーン

1,200円

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穏やかな未来より、背後にひたひたと迫り来る不確かな未来への不安。冷戦下の宇宙開発競争や高度経済化社会が産んだSF映画というジャンルは、ベトナム戦争の泥沼化や環境汚染、政治腐敗による陰謀論などを背景に1970年代に入り、「ディストピア映画」という映画群を量産する。アメリカン・ニューシネマを代表する名優ピーター・フォンダの監督第2作『Idaho Transfer』、ロバート・アルトマンの『クインテット』、そして『猿の惑星』で絶望に膝を折って見せたチャールトン・ヘストン主演の『地球最後の男 オメガマン』に食糧難や人口問題という社会的テーマを扱ってみせた『ソイレント・グリーン』。少子高齢化に伴う管理社会の恐怖を扱った『赤ちゃんよ永遠に』、不老不死のユートピア幻想を描いて見せた『未来惑星ザルドス』。 食糧不足や高齢化、安楽死など今もなお有効性のある題材を扱ったディストピア映画の金字塔『ソイレント・グリーン』のデジタル・リマスターを機に制作された1970年代ディストピア映画の深く暗い森。『ソイレント・グリーン』の解説や論考、監督リチャード・フライシャーに焦点を当てながら、あの1970年代の絶望的な映画群とはなんだったのかを掘り下げます。 (2024年・コピアポアフィルム)

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