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DUB論

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"金曜日の夕方、学校の友達をスタジオに連れて行ったらレコーディングをしてて、友達がその曲で歌いたいって言う。でも結局うまく歌えなかった…いろいろなテイクで試してみたけど、どうやっても歌えない。だから[エンジニア]のエロール[トンプソン]がそいつのヴォーカルを消して、リディムで何かやろうって言ったんだ。リディムはヤバかったから…リディムができた時、そこにはパブロがいた…私の友達が何回も歌っているのを聴いて、いいアイデアがあるっていうから、リディムをダブ・プレートにおとして渡した。それを家にもって帰って、二、三日後にパブロが戻ってきた。それで私たちはパブロと二テイク録った。あれは一生忘れないよ。同じ[ジャヴァ]のリディムで二曲録ったんだ。" (クライヴ・チン) オーガスタス・パブロの大名曲「ジャヴァ」が生まれる瞬間のこの記述とか、〈スタジオ・ワン〉のエンジニア、シルヴァン・モリスの裏話とか、ヤバイ逸話が満載のこの本。ジャマイカから生まれ世界中の音楽を深い残響と共に変えた「ダブ」というものの輪郭をなぞりつつ、アフリカン・カルチャーとの呼応を示唆した音楽論であり、研究書であり、文化論でもある名著。 (2023年・水声社)

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