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日本映画史に燦然と輝く傑作『太陽を盗んだ男』を撮ったのち、40年も沈黙を貫く伝説の映画監督・長谷川和彦。
渋谷ユーロスペースにて開催される「長谷川和彦 革命的映画術」の上映に合わせて、長谷川和彦作品の魅力をたっぷり詰め込んだ一冊が登場。
名もなき男が江戸の街をひっくり返す痛快艶笑時代劇「性盗ねずみ小僧」、
警察官たちが強盗団に化けて暴走する衝撃作「濡れた荒野を走れ」(1973)、弁護士の卵ショーケンの脱力的キャラクターに孤独の影を深く刻んだ、哀しみの名作「青春の蹉跌」(1974)、アメリカンニューシネマ大正アナーキー版×歌謡モノローグ集ともいうべき、傑作「宵待草」(1974)他、7本の上映全作品レビューを掲載。さらに「青春の殺人者」「太陽を盗んだ男」のシナリオを採録。
(2022年・A PEOPLE)