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曽我部恵一 /『からっぽ』

4,070円

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例えば『24時』や『THE CITY』のようなサニーデイ・サービスのアルバムを許容できるかどうか。『東京』や『Popcorn Ballads』のようなポップスの、ロックのエヴァーグリーンのような完成度の高いアルバムに対して、前者のアルバム群はどちらかというととっ散らかった、散漫な印象を受ける人も多いだろう。曽我部恵一という人は時にそうした素描集のような、アイデアのごった煮のような音楽を発表する人だ。だがそうしたアルバムをあるときに聴いてみると、完璧さを前提として何度も何度も録り直し、たくさんの楽器を重ねたレコードなんかより輝いて聴こえるときがある。それも音楽。それも人間。人間が常に感情の振り幅に左右されて生きているように、音楽にもそうした剥き出しのプリミティブさがあればいい。失敗も、思いつきも、わたしたちを構成する一部なのだから。彼の音楽はそう伝えているように思えてくるのだ。 2025年に東京「町田市民文学館ことばらんど」で開催された「サニーデイ・サービス 曽我部恵一展 Lovers of words」の展覧会図録を兼ねた書籍『からっぽ』を、ご縁があって当店でも取り扱いすることとなりました。 展示風景や歌詞ノート、詩や散文やドローイング、過去にさまざまなメディアに発表したエッセイや家族のこと、メンバーのことまで、まさに曽我部恵一の頭の中を詰め込んだようなパーソナルな手触りの一冊。 (2025年・ROSE RECORDS)

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