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縁(へり)というのは絵の境界の部分で、外の風景を見ていても、そういう縁にあたるようなところに面白さがたくさんあるのに、夢中で絵を描いているとつい忘れてしまう。そういうとき、襟(えり)とか、はみ出している縁(へり)の部分を大事にすると、制作が復活してくる。だったら「えりとへり」だけあれば良いかというとそうでもない。そのバランスをなんとかしたいと考えつづけている。
本の表紙をめくると現れるあそび紙や洋服の裏地など、あらゆる場所に潜んでいるカンヴァスを囲む「えり」と「へり」のような「余白」を、立ち止まり描いた画家・杉戸洋の展示「えりとへり」公式図録。写真家・ホンマタカシが展示風景を撮り下ろし、展示コラボレーターの服部一成がデザインを担当。オープニングトークの模様も収録。
(2026年・HeHe)