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ローマの画家エンリコ・コールマンが1893年から1910年にかけて描いた、ランの開花場所を示す水彩画。その絵画をもとにイタリア人アーティストシルヴィア・チーニが現代のローマの野生のランの開花場所をマッピングする。過去のローマの生物多様性の証をもとに、自然発生的に咲き誇るランを、都市化され、ますます人間化された現代のローマで再発見し、最終的には、当局や技術者と交流することで、草刈りの時期を変更し、現存する品種を保護するプロジェクトをドキュメントした一冊。
形や色、匂いを通じて動物たちにその存在を忠実に伝えることができるランの花。彼らの中にある自然が持つ静寂のメッセージの神秘。絵画から導き出される過去と現在をつなぐ生態系の不思議。
(2025年・Quodlibet)