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出演したラジオ番組の呼びかけで集めた2000ドルを元手に撮影した『アメリカの影』は大ゴケ。借金を背負い、俳優としてやむなく出演したテレビ・シリーズ「ジョニー・スタッカート」が大ヒット。その後プロデューサー兼監督として引き抜かれた大手映画制作会社で初めて映画作りを始めるものの、ハリウッドのシステムが水に合わず大物プロデューサーと大ゲンカ。
2年間ハリウッドを干されたのち、俳優業で得た自己資金を元手に傑作『フェイシズ』を製作。時に自宅を抵当に入れてまで映画を撮り続けた魂のインディ・フィルムメーカー、ジョン・カサヴェテスのレトロスペクティブを記念して制作されたパンフレット。
ライスワークとライフワーク。どうやったら両立できるんだろうと悩んでいる人に観てほしい代表作6本の遠山純生による解説、フィルムメーカーや翻訳家による寄稿、ジーナ・ローランズからのメッセージを収録。
(2023年・ザジフィルムズ)