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"どこに誰といて、何をするか。日々選択や行動は、批評行為だと私は考えています。
2002年の春の創刊から、今年で20年めを迎えた『here and there』は、制度的に疲弊しているとしか思えない主流のファッション界やジャーナリズム、雑誌媒体への批評として、個人的な視点や声を伝えるべくスタートしました。"
ロンドン生活で出会ったジョアンナ・タガダ・ホフベック、創刊号にも登場した25年来の友人スーザン・チャンチオロらとの対話、「途中でやめる」デザイナー・山下陽光さんが語る「心地よい場所」、映画『エル プラネタ』を監督したアマリア・ウルマンへのインタビュー、千葉県香取市に移住した美術家・志村信裕の文章と、エレン・フライスが切り取った香取市の風景、マーク・ボスウィックの詩と写真が収められた小さなポスター。
編集者・林央子さんによるインディペンデント・マガジン『here and there』。待望の最新号は<帰属意識/belonging/ここにいたい場所/心地よい場所>をテーマに人や場所をつないでいます。冒頭の央子さんの文章の通り、このマガジン自体がさまざまな場所に暮らす個人の視点や小さな声を通じて、社会にある問題や仕組み、文明に対する鋭い批評になっていると思います。付録にマーク・ボスウィックの写真と詩による B4 ポスター。ステッカー2 枚付き。
(2022年・セルフパブリッシング)