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風にはためくハンカチーフはわたしたちのことをおぼえているだろうか。薄れていく記憶のなかであの夕闇を、あなたと交わした熱い眼差しがふと脳裏に現れては残像のようにわたしの眼前をよぎり、はかなく消えていく。
わたしはまた今年もあの岬を、あの岬ですごしたひと夏のことを思い出すのだ。
夏の終わりにそっと開きたくなる永遠の名作。
ジョエル・マイヤーウィッツの『CAPE LIGHT』をソフトカバー版でどうぞ。アメリカケープコッドの風景や人々。
素晴らしい青春小説を読んだ気持ちになる甘酸っぱい一冊。
(1985年・Little brown and company)