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韓国の伝説の写真家ユク・ミョンシムが1983年から主に済州島の海岸で撮影したドキュメンタリー写真シリーズ『黒い砂浴(검은 모살뜸)』。
夏の最盛期になると高齢の男女が体の痛みを和らげ、体調を回復させるための自然療法として、強い日差しで熱せられた黒い火山砂(済州方言で「モサル」と呼ばれる)の中に身を沈めます。彼らの肢体や済州の自然をクローズアップで粗い粒子のまま捉えた写実的な写真群は、どこかオフビートで、少しグロテスクな印象を鑑賞者に与えます。
(2008年)