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合理性や普遍性を追求する近代科学とは異なる志向性を持ってドイツで誕生した「民俗学」。市井の人々の文字に記録されない口頭伝承や生活世界など、極めて非合理的な世界を探求したこと、アカデミアからは一定の距離を置いた在野の研究者たちによって調査研究がなされてきたこと、学術論文で用いられる高度で抽象的な用語を多用するのではなく、誰にでもわかる平易な言葉を用いて著述を行ったことなど、民俗学が持つそのオルタナティブ性を、柳田國男、折口信夫らの著名な研究者、民間・在野というネットワークのユニークさ、東北と沖縄という場所性などを畑中章宏、島村恭則の民俗学者二人が読み解きます。
(2025年・誠光社)