リック・ファン・デル・クルースターが幼少期に母と過ごした山。末期の病になった母が想いを寄せ続けたアルプスの風景はリックにとっても特別な母との思い出になり、アルプスの山が母という存在のメタファーになった。 母の死から5年後、リックはアルプスに戻り、母との面影をシャッターに収めた。パーソナルな記憶に彩られた厳しくも幽玄な山々と静謐な森の表情、馬たちの静かな瞳。ドイツの写真家、リック・ファン・デル・クルースターによる、母に捧げられた美しい写真集。 (2025年・Fw:Books)