母親は地主、父は会社重役というブルジョワ家庭に生まれ、18歳で書いた小説によって世界的なベストセラー作家に。莫大な収入は服や宝石、ドラッグやギャンブル、ろくでもない取り巻きに与え浪費し、晩年は生活に困窮したという。 フランスの出版社〈Gourcuff Gradenigo〉より刊行された、ウェス・アンダーソンの映画『ロイヤル・テネンバウムズ』の登場人物マーゴのモデルになった、不世出の放蕩作家フランソワーズ・サガンの豊富な図版を収録した伝記。 (2024年・Gourcuff Gradenigo）