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20世紀初頭、スウェーデンで職業画家として伝統的な絵画を描き、成功を収めていた女流画家・ヒルマ・アフ・クリント。やがて、同じ思想を持った4人の女性芸術家と結成した芸術家集団「5人(De Fem)」での活動やルドルフ・シュタイナーとの出会いなどを経て、神秘主義に傾倒していく。そうした彼女の革新的な作品群に関して、死後20年間はそれを世に出さないように言い残し、この世を去った。
3月4日より東京国立近代美術館で開催されているアジア初の大規模回顧展が開催されているヒルマ・アフ・クリント、その仕事と人生を多くの作品と対話を続けてきた第一人者がていねいに振り返る、傑作評伝。
(2025年・インスクリプト)