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70年代半ばに経済的危機に陥り、81年には過去最大の犯罪率を記録した街、ニューヨーク。予算削減のため警官やごみ収集人の人数が削減されるとストリートには犯罪とゴミが溢れ、荒廃が進んだ都市部を白人たちが離れると移民たちが流れ込み、新たな貧困を形成する。そうした無法都市を舞台に80年代はじめにたくさんの映画が製作されました。
ハードゲイ、レザーSMの世界を闊歩する連続殺人鬼を追う刑事を主人公にしたウィリアム・フリードキンの映画『クルージング』もその一つで、このZINEは『クルージング』を主軸に、様々な執筆陣が80年代初頭のアメリカ犯罪映画の面白さ、それらが製作された背景などを紹介しています。
(2024年・コピアポアフィルム)