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日々われわれの眼前に大量に流されるイメージの洪水。わたしたちは食事をする際に、その実物ではなく実はパッケージやメニューに写っているイメージを食べているのではないか。アーティスト村上慧がそのような仮説をもとに「イメージ調査員」としてイメージと実物の写真を対比させ、その虚構性を暴く。全456組の写真に広がる具材や色味、情報量におけるイメージと正体との差異。その違いからさまざまな考えが浮かぶ作品集。
(2024年・盆地Edition)