カシオトーンのようなチープなキーボードと歌で次々とメドレー形式で歌っていく韓国の大衆音楽「ポンチャック」。K-POPや韓国ブームが来るはるか昔からポンチャックの魅力に気づき、誰に頼まれたわけでもなくひたすら粛々と啓蒙活動を行ってきた根本敬、湯浅学、船橋英雄による「幻の名盤解放同盟」がポンチャックのヌルッとした脱力気味のアートワークをただひたすら並べるヴィジュアルブックを制作。「カセット」という限られたメディアで独特のユルユル感のあるパッケージをこれでもか！詰め込んだ圧巻の約300ページ。2023年に神保町RRRで開催された「ポンチャック展」での名盤解放同盟の3人によるトークも収録。 (2024年・東京キララ社)