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「母を思わせる女性の胴体を示した、縄文時代の土版」との出会いをきっかけに、東京国立博物館の収蔵品や歴史、空間と向き合い、12万件の収蔵品の中から選ばれた縄文時代の土製品、そして猪や鹿の骨とともに自身の作品を展示した同名個展図録。
「死はかつての生であり、私たちと同じ地上に生まれ、生き、本当に在ったのだ。その生を今ここにある生と同じように実感できるだろうか?」
生と死の二元論、対立する概念として見るのではなく、結びつき循環し合う生の祝福的な風景。かつて生きた証が時間を超え、わたしたちの眼前に現れます。
撮影は畠山直哉。
(2024年・HeHe)