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ポスト・ムラカミの日本文学(改訂新版)

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70年代安保闘争、三島由紀夫の自決、あさま山荘事件という社会規範を大きく揺るがすような出来事が起こった時期に青春を送ったふたりの村上。運動による大きな価値転換がなされなかったことへの内省と諦念。アメリカのポップカルチャーの影響を多分に含んだ、それまでの「アプレゲール(戦後派)」たちとは趣を異にしたあたらしく、読みやすい文体。村上春樹と村上龍がそれまでの日本の文壇になかった持ち込んだ「風」によってその後の文学はどのような道を辿ったのか。冷戦、バブル経済やグローバル資本主義、阪神淡路大震災やオウム真理教による地下鉄サリン事件などの時代の転換期にふたりの村上たちは、そして日本の文学はどのように呼応したのか。 高橋源一郎、阿部和重、保坂和志、堀江敏幸や吉田修一らの著作を交えながら、1976年から2001年までの日本文学の航海図を、そして21世紀の文学の行く末を爽快に論じた、まったくあたらしい切り口の文学評論。 (2024年・破船房)

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