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傘下

3,300円

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広島平和記念公園の慰霊碑の地下には100冊を超える原爆死没者名簿が安置されている。毎年、地下から取り出し「風通し」をおこない、その年にあらたに亡くなった被爆者の名前を書き加え、8月6日に地下に戻すのだという。 2024年は、あらたに4100人の名前が記帳された。かつて美術家・立花文穂さんのお父さんはその何冊かの「名簿」を担当した製本職人だった。数年前まで広島市にあった父の製本所が閉鎖されたのち、立花さんは広島と東京を写真におさめ、兄の演出家で彫刻家の立花英久さんは小説「親愛なる日記へ」を書きおろし、この本が生まれた。「ぼくの家族の本のはなし。」という題名のとおり、父と息子たちが「広島」と向き合った一冊だ。 美術家・立花文穂が自ら製本・刊行した350部の限定版「傘下」(2020年刊)を底本としつつ、全編を英訳した日英対訳版として新装復刊。 (2024年・FRAGILE BOOKS)

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