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戦後の復員後、僅か10年足らずの活動にも関わらず、その特異な作風で今もなお、後進の写真家に影響を与え続ける青森県出身の写真家・小島一郎。この写真集は彼の「孤高」という側面に注目し、青森県立美術館に現存する未発表作品をもとに「Solitude Standing」として編み直された一冊。卓越した構図力、覆い焼き等を駆使した暗室技術で描き出した日本の東北地方の厳しい環境に生きる人々の営み。クロス装・表紙箔押しなど、迫力ある造本も魅力です。別冊「東京の夕日」も収録。
(2024年・roshin books)