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炭坑夫、建設労働者、農夫、トラック・ドライバーにウエイトレスや学生。
テキサス州「Amon Carter Museum」の依頼により、1979年より6年間をかけ、自らが撮りたい被写体を求めてアメリカ西部を旅し、16州計762名の名もなき人々を撮影したリチャード・アヴェドン。それまでのセレブリティやモデルたちとは違い、いわゆる市井の人たちを撮影し、彼らの内に秘められた表情を捉え、人間の強さや愛や悲しみを浮かび上がらせることに成功したキャリア後期の傑作。1985年にAbrams社より刊行された初版ののち、2005年にHarry N. Abrams社より刊行されたリプリント版(ハードカバー)。カバー・本文とも非常に良いコンディションです。
(2005年・Harry N. Abrams)