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1920年代、北イタリアでアルミニウム製の家庭用器具を製造していたカミッロ、セザロ、アルフォンソのビアレッティ兄弟によって始まったビアレッティ社。アルフォンソの息子であるレナート・ビアレッティによって1950年代からコンロ用コーヒーメーカーの生産を工業化し、世界中でおよそ3億個のポットを販売しました。
本書はカタログを作らず、アーカイブを残さなかったビアレッティ社へのオマージュとして、アーティストのダヴィッド・ベルジェが廃墟になった工場や蚤の市から蒐集してきたビアレッティ製品で作り上げた架空のカタログ。
工業製品の錆びた風合いや経年変化の味わい、造形の美しさをお楽しみください。
(2024年・SPECTOR BOOKS)