"そもそも、ある土地に関わり作品を作ることは、再訪を繰り返しながら、簡単な結論やわかりやすい言葉に背を向け、答えをどこまでも複雑にしてゆく終わりのない作業なのかもしれない" 滞在制作で訪れた館林(群馬)、野母崎(長崎)、須崎(高知)、塩尻(長野)、嬉野(佐賀)の各地を再訪(=Revisit)し、再レコーディングを行い 再構築した楽曲群に加えて、多摩湖を題材に渋谷 WWW で開催した自身の単独公演「UNDER THE LAKE」(2023 年 12 月開催)のために書き下ろされた新曲 2 曲、高知出身で須崎での滞在制作の経験もある oono yuuki、長崎出身のアーティスト Akito Tabira という須崎、 野母崎に縁のあるアーティストによる Remix トラック 2 曲をコンパイルした、VIDEOTAPEMUSIC 5 作目のアルバム「Revist」は、カセットテープと各地での滞在制作の日々を纏めた日記や、土地の記憶を綴ったテキストを収録した160ページの書籍がコンパイルされたカセットブック仕様。 細野晴臣のカセットブックシリーズに代表される「読むこと」と「聴くこと」を複合的にコンパイルしたミクスドメディア的展開、工作舎から刊行された書籍を想起させるようなアートワークも相まって、懐かしくて新しい一冊。完全枚数限定生産のためお早めに。 (2024年・カクバリズム)