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「ぼくは学校の帰りや仕事の帰り、本屋や図書館で本を眺め、実際に本を買い、本を読んだあとの自分を想像することで、未来にたいするぼんやりとした広がりを得た。」
文学青年が文学者を志し、挫折し、ひとり出版社を作る。子どもが生まれ、育児をしながら本を出版していく。本が真ん中に(時には傍らに)ある生活のなかでどんなふうに本を読み、本に刺激を受け、本を作ってきたか。
村上春樹からジョイスやセリーヌ、庄野潤三から姫野カオルコまで。その読書術と読むことの、生きることの余白。著者待望の読書エッセイ刊行。
6月に紫波町で開催される「本と商店街」では、著者の〈夏葉社〉島田潤一郎さんをお迎えして、久しぶりにトークを。この本についても色々と伺っていきたいと思います。