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"たぶん私はいま、自分の外に出ていきたいのだろう。風で道の脇に落ちた、小枝のようなものになりたいのだろう。そういう私自身をじっくり引き受けてやりたいと思う"
16年暮らしたパートナーと離れ、「ほんとうにひとりのひとり暮らし」をはじめた詩人。人里離れた場所での免許合宿、ソロハイクにはじめてのドライブ。出会い、別れ、日記を書き、手紙を書き、どこかへ出かけ、何かを見て、日々が過ぎていく。あたらしい40代の始まりを、自分なりのスピードで風景を追い越しながら進んでいく小さな日記。印象的な装幀・挿画は画家のnakabanによるもの。
(2024年・twililight)