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「自分たちのことは自分たちが決める、自分たちのことは自分たちが一番よく知っている」を合言葉に、どんなに重い障害があっても普通に生活できるまち、誰もが安心して暮らせる社会の創造を目指す。そうした理念を掲げ先端科学都市つくばに誕生した「つくば自立生活センターほにゃら」。
街は誰のものか。力の大きな人たちだけが街を作りあげていくのだろうか。多様なタペストリーのように人重なり合う社会では、誰もが主役になれるし、一人ひとりの意思が小さな社会を作るのだ。本書は彼らの20年にわたる実践の軌跡の物語であり、21世紀的価値観による社会変革の小さな気付きの書でもある。
(2024年・夕書房)