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マイケル・ポーランが言うところの「太古の風味」。その風味というものの魅力に導かれるように、よろこびと共に料理を作る。メソッドをはなれ、感覚と嗅覚をたよりに蒸し、煮て、焼き、揚げる。
さまざまな料理本を読み込んだ映画研究者が、机上から実践へ。ほぼ26週毎日キッチンに立ち、つかんだ小さな創造。コストばかり嵩む、週末しかキッチンに立たない男の料理とはちょっと違う、今を生きる人たちのための料理本。
(2023年・朝日出版社)