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"日本民俗学の父"柳田邦男と"日本のグリム"佐々木喜善との邂逅により、1910年、柳田邦男の自費出版によって350部出版された『遠野物語』。
佐々木が土地の人びとから採集した摩訶不思議な話を柳田が感じるままに書き記した名著を、かつてわずか10ページで頓挫した著者が豊富なビジュアルや図版を駆使し、河童やザシキワラシ、天狗やオシラサマなどのキャラクターや物語の成り立ち、トリビアなどをわかりやすく面白くプレゼンテーションしたまさに『遠野物語』版バラエティブックとも言うべき一冊。
第二版は『遠野物語』の舞台を歩ける完全オリジナルマップ付。
(2023年・遠野出版)