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桃を煮るひと

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"わたしは食事を「おいしさをだれかとぶつけあうための行為」だと思っているのかもしれない。おいしければおいしいほど、その驚きや感動をだれかといますぐ語り合えないことがつらくて悔しくて堪らない。" 衝撃のデビュー作『わたしを空腹にしないほうがいい』から5年。 小説、エッセイ、絵本、児童書、歌集…多方面で活躍する気鋭の作家が、 満を持して、2作目の「食エッセイ集」を解禁。 コンビニのカリカリ梅、葬式の日に食べたオニオン・スープ、まみちゃんのさくらんぼ、パートナーが作る細パスタ……。 すべてが愛おしく、すべてが悩ましい。手のひらからこぼれ落ちる日々に生まれる、渾身のフードエッセイ。 (2023年・ミシマ社) (2023年・

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