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「俗物」普及版

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"人生は、何かを「欲望」し、その欲望を満たすために「ものづくり」がなされ、そのものが届いた人たちの「生活」 が変わり、また別の何かを「欲望」するという循環のなかにある。 つまり、欲望は主体の起点としてある。にも関わらず、近年、欲望を声高に語ることは、わがままで、利己的で、 自分勝手であると受け止められやすく、むしろそれに抑制的であることが謙虚で、利他的で、控えめと好意的に 語られることが少なくない。それによって、自己の欲望を消失させ、どんな意向にも合わせられる人間であるこ とがむしろ評価されやすいという状況への違和感がある。あたかも聖人らしく振る舞うことで合理的に(コスパ 高く)生きようとすることが行き過ぎた世界において、その過剰さを引き戻すためのワクチンに「俗物(性)」がな りうるのではないか、と思っている。" [なぜ「俗物」なのか] 2014年から2018年にかけて新潟県燕市のツバメコーヒーにて開催された「鎚起銅器 職人 大橋保隆個展」。その展示の総括として、また鎚起銅器 職人である大橋保隆が25周年の節目に自らが出版人となって、さまざまな寄稿者を招き作られた一冊の本。 何かを作り出すことや工芸や道具を語ることが野暮なことではなく、その本質にある「俗物性」こそが現代の合理性をひっぺがすのではないか。そのような考えから「欲望「」ものづくり」「生活」という3つのテーマに沿って、美術評論家・大倉宏、書家・華雪、文筆家・木村衣有子、ツバメコーヒー・田中辰幸、木工家・三谷龍二による寄稿や鼎談を収録。コデックス装、ハイピカ紙によるオビを巻き付けた独特の造本もなんとも俗物的。 (2023年・「俗物」製作委員会)

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