new
カフェでコーヒーを飲み、映画を観て、働き、カレーを作り、散歩をして、風呂に入り、本を読む。本を作り、人が死に、結婚をして、生きていく。
生活の中にプルーストが、レリスが、チェーホフ が、中井久夫が、吉田健一が、ケイト・ザンブレノが、醤油のシミと、ページのヨレとともに、うたた寝の傍らで馴染んでゆく。
まるで何も起こらない長編映画をずっと観ているように、誰かの人生がそんなふうに過ぎていく。
東京・初台の"本の読める店"〈fuzkue〉店主による、読書の喜びに満ちた圧巻の日記シリーズ。待望の第3弾と第4弾、同時刊行。
(2023年・NUMA BOOKS)