new
{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/4

AWARD TOUR

1,500円

送料についてはこちら

家にも学校にも自分の居場所を見出せず、大人のコミュニティに出入りすることで自我というものを見出そうとする少年たち。彼らが経験するイニシエーションによって自分自身を愛することはできたのか。できなかった者たちはどのようにして生きていけば良いのか。 ジョナ・ヒルが『mid90s』に続いて撮った映画『STUTZ』は、長年不安障害に苦しみ、心に痛みを抱えたジョナ・ヒル自身がスクリーンの前に登場する。彼がメンターであるセラピストを前に、肉体的なコンプレックスや人前に晒されることの苦悩について赤裸々に語り、パーキンソン病を患っているセラピストとの出会いによっていかに自分が救われ、自分を愛することができたかをセッション風景も交えながら映し出す。 このすぐれたドキュメンタリー映画を観て思い出したのは、やはり『mid90s』のことで、この映画とあの映画は地続きで繋がっているのだということだった。 "『mid90s』について、ジョナ・ヒルはインタビューなどで繰り返し「これはスケートボード映画ではない」と発言している。主人公たちはスケートボードをしているけれど、スケートボード映画ではない。これは自分自身を愛することを学ぶこと、受け入れてくれるコミュニティを見つけること、そして人生はなんて不完全なんだという映画だと述べている。" グラフィック・デザイナー出田祥蔵による、俳優・映画監督ジョナ・ヒルと映画『mid90s』にまつわるトリビアを織り交ぜながら、ジョナ・ヒルへの溢れる愛と生きることの肯定を丁寧に綴ったリトルプレス。zineという体裁ながら凝りに凝った造本、『とんかつDJアゲ太郎』で知られる漫画家・小山ゆうじろうの味わい深いイラストレーションもいい感じ。 (2023年・セルフパブリッシング)

セール中のアイテム