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NEUTRAL COLORS 4

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"銀行でも働いたこともあるけどね。わかるだろ、紙ばかりさ、そんなのはほんものじゃあない。九時から五時、クソクラエだ。数字ばかりにらんでる。でもおれはふりかえって、こう言うことができる。「おれは火を消すのに手を借した。おれはだれそれを救いだした」ってね。それこそが、おれがこの地上でなにかをしたって証拠さ。” (スタッズ・ターケル『仕事!』) “自分の労働が、自分の対象化であり自分の形成でもあることと、このことがただちに自分たちの対象化であり自分たちの形成であることと結びつくかどうかということ、これこそ「自主管理」が人間のこととして内実のあるものとなりうるかどうかの試金石です。” (清水正徳『働くことの意味』) 会社に辞表を提出した日の帰り道。実にすがすがしく、せいせいした気持ちで家路に着いたのを覚えている。あのアホみたいな上司にもう傅かなくて良いのだという解放感と、ああ、もうこれでオレは会社でのあのようなムダな時間を浪費しなくて済むのだという不思議な安堵感。でもその時のぼくは前述の彼らの言葉を踏まえるならば、ぜんぜん「働く」ということをわかっていなかったことになる。(今ならなんとなくわかる)つまるところ労働のパースペクティブとは、「自主的」であること、それがなんら外的要望に基づいたものではなく、おのずから湧き上がるものであること、もっとわかりやすく言うならば、そうせずにはおれない、「突き動かす」衝動がそこに内在するかどうかということだ。 エロ本の編集からキャリアをスタートした編集者・加藤直徳が考えた「仕事とは何か?働く意味は?」という根源的な問い。ドイツへ、アムスへ、そして日本、シンガポールへ。世界中を飛び回りながら生まれるその思考の経過と逡巡が突き刺さるようなテキストで、心の問いに呼応するようなデザインで具現化された特集をついに刊行するのだという。そこに「働く」の答えは出ていないかもしれないが、どこにその真理はあるのか。少なくともその片鱗に触れることができるかもしれない。 NEUTRAL COLORS 第4号は、「仕事とはなにか?働く意味は?」という根源的な問いとともに、 ベーシックインカムの可能性を探究しながら取り組んだイシュー。編集長自身が「雑誌を仕事として継続していけるか」を探りに、 ベルリンのブックフェアとアムステルダムのパブリッシャーを訪ねる。 ヨーロッパ及び世界流通へ飛び込み、美濃和紙の工房に“臨時”で弟子入りし、オリジナル和紙を漉き込む。 福島の故郷に戻り人生を模索する女性、空飛ぶ車を開発するテック企業、 消えゆく文字の仕事「写植」を記憶し、落選中の政治家にフォーカスする。 障害を持つ人が働くほんとうの意味、宮大工が思考する木と石の建築物。 アリ植物の夢を見て、シンガポールのインディペンデント出版に触発される。 校正という仕事の裏側、写真家が養蜂に見る“脱成長”への道など、紙の持つエモーショナルな体験が味わえる濃厚な雑誌体験がここに。 (2023年・NEUTRAL COLORS)

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