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"どんどん捨ててゆくから 決して大事にしていないわけではないけど
どんどん捨ててます
選ぶというより 残るものを見ているようです"
「写真集みたいな言葉の本をつくりたい」というアイデアから生まれた、写真家・熊谷聖司による写真が一枚もない言葉の本。手帳や紙切れに記した手書きの言葉の集積を、写真を並べていくように組み合わせ、レイアウトすることによって生まれた意識下の断想と小さなぼんやりとしたイメージの連なり。人はそれを写真と呼ぶのかもしれない。熊谷氏が焼いたテストプリントのピース付き。
(2023年・守屋商店)