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そういうのって誰にでも開かれているこの世界に散りばめられていることというか。こういう時間で世界を編んでいけたら壊れないで済む心もあるだろうなとか、思うのです。
(公開文通「百年の散歩」四通目より)
「この星にあってほしいもの」をテーマに詩人と美術作家が交わした往復書簡。精神や肉体を超えて、未来を生きる人びとへ小さな声で捧げられた9通の手紙。詩人・池田彩乃が主宰の「言祝出版(ことほぎしゅっぱん)」初の出版物は美術作家・中村菜月とのnoteで連載していた公開文通を書籍化。中村による5000字超の書き下ろし「綿雲と鉄アレイ/世界でいちばんやわらかな革命の始め方」、写真家・詩人のトナカイこと松本慎の寄稿を収録。
(2022年・言祝出版)