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陶芸家・造形作家の内田鋼一が収集した食にまつわる古道具をコレクションした博物館〈KATACHI museum〉初の公式図録。
人間の最も普遍的な営みである「食」。人類がこの世に誕生してから世界各地で多様な食文化を育む中で用途や技術に応じて変容していった調理器具。アノニマスな造形美を湛える、それら古今東西から集められた数々の調理器具は国籍も年代もバラバラで、一見用途すら分からないものばかり。
まさに柳宗悦が提唱した「用の美」の思想を現代に伝える貴重な一冊。
料理家・野村友里、編集者・井出幸亮による寄稿も収録。
(2022年・KATACHI museum)