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2017年、パリで開催された回顧展に際し刊行された、フランス人彫刻家ヴァレンタイン・シュレーゲルの作品集。
1925年フランス南東部の港町セーテに生まれ、コスモポリタン的気質とレズビアンとしての自由を求めパリに移住。以後もパリとセーテを行き来しながら、自然から着想を得たフォークロア的感覚を持ったダイナミックなオブジェ、木製の平皿や陶器の花瓶、革製のバッグ、石膏暖炉など人びとの生活に根ざした造形作品を作り続けました。
"私は眠り、私は働く"と題されたこの作品集には、作家の生涯や主な彫刻作品だけでなく、生活と彫刻との交わりを感じさせるインテリアや建築、そして1959年から2002年にかけて作者が個人向けに制作した約100基にも及ぶ暖炉に至るまで、すべてがこの一冊に網羅されています。
(2017年・FUTURE)