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アムステルダムの〈EYE Filmmuseum〉で開催されたタイ出身の映像作家で映画監督のアピチャッポン・ウィーラセタクンによる大規模な展覧会図録として制作された小冊子。
タイ北東部の小さな村ナブアに住む10代の若者たちの生活をとらえた8本の短編および少し長めの「ミニフィルム」または「スケッチ」で構成されてウィーラセタクンの大型映像インスタレーション「プリミティブ」。タイ北部のサラ・ケオ・クー寺院にある動物の彫刻の夜間の映像を使った、視覚的にも美しく爆発的な映像インスタレーション「Fireworks(Archives)」の展示の模様を収録。ウィーラセタクンの長編映画においても象徴的な、見えるものと見えないもの、知ることと感じること、光を捉えることの本質的な意味を我々に問いかけます。
(2017年・Nai010 Publishers)