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ケルンにオフィスを構えるパブリッシャー〈Salon Verlag〉が2001年より展開する「エディション・エクスリブリス」シリーズ。招待されたアーティストが自分にとって重要であると宣言した本を復刊するこちらのプロジェクトで、イギリスの彫刻家レイチェル・ホワイトリードがチョイスしたのは、世界中じゅうの都市を紹介した『This is〜』シリーズで知られる、ミロスラフ・サセックが描いた隠れた名作絵本『Mike and the Modelmakers』。
サセックがレズニー社の依頼で1970年に制作したこちらの絵本は、世界中の子どもたちに愛されたレズニー社のミニカー、マッチボックスがどのようにして作られ、出荷されるのかをグラフィカルで明快なタッチで紹介した一冊。2008年に復刊された本書はレイチェルによる特別仕様のダストカバーが施され、200部限定でリリースされたもの。ダストカバー背表紙上部にシール剥がし跡、他はとても綺麗な状態です。古書。
(2008年・Salon Verlag)