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"ものは突然生まれてくることはありません。過去から続く文脈の中から環境や情勢をその時々のタイミングで加えて生まれてきます。"
植草甚一に憧れた幼少期から主にアメリカの古着や雑貨、家具を収集し、時には重複したものを売ったりしながら資金をため、さらに物を買ってということを繰り返し、いつしかその収集物の対象はアメリカのみならず世界へ。マーケティングやセールスプロモーションなどに関わる会社員時代を経て、2002年に出版やプロデュースを行う自身のレーベル Glyph.(グリフ)を起業。Glyph.名義での出版や、企業との商品開発、展覧会のプロデュースなどで多くの実績を残しました。
洗剤のボトルから、フリーペーパーまで。横断的に多種多様なジャンルの物を収集すると同時に、単なる事物の集積ではなく、蒐集作業によって経た知識と収集物を独自の視点によって切り取る編集力によって整理し、過去から見えてくる未来を映し出そうとした「アーキヴィスト」として、デザインディレクター故・柳本浩市の膨大な遺品をもとに活動と思想を照らし出した2017年の展示「柳本浩市展」“アーキヴィスト ー 柳本さん が残してくれたもの"。
この度、柳本浩市展実行委員会によって展示をもとにした記録集が出版されます。 2017年の展覧会時の会場写真に加え、あらたに収集物の撮影を行い、アーキヴィストとして柳本氏自ら作成し残した主要なファイルから一部を集録。 また、生前、柳本氏と親交のあった方々による寄稿文や氏のレクチャー「アーカイブ個人編集論」なども集録。柳本氏のアーキヴィストとしての収集・整理・編集などの活動が改めて一望できる一冊です。
B5判変形(W188mm×H232mm×D25mm)
総256頁(4c・224頁 1c・32頁)・コデックス装
(2022年・柳本浩市展実行委員会)