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"彼(ジェームズ・ラベル)は、昔、東京でビートルズの「Come Together」をヒロシがかけてる時にすごいビックリして「このかっこいい曲、何?」って(笑)。それで「お前、あれだけB級ファンク知ってて、イギリス人のくせにビートルズ知らないのかよ!」って"
さほど熱心なファンでもないぼくでも、高木完という人間の持つ共振性が、まるでアメーバのように東京の地下音楽に浸透し、ポップカルチャーというものがどんどん面白くなっていった変遷を知っている。フォークウェイズというアメリカのレーベルをポップアートみたいに面白がったり、バッド・ブレインズとショーケンを同列で語ることの面白さ。「頭脳警察」というワードをリリックの中に盛り込むこと。その音楽性の中にロカビリアンが突然変異で拵えたようなグラマラスなロックを感じること。ヒッピーもアングラもDNAもクラウト・ロックもランD.M.Cもぜんぶインプリントすることで生まれた 「東京的」な音楽の系譜を、この人が素地をさらに整え、しっかり継承しているのだということがよくわかる一冊。
1979年のデビューから現在まで、独自のセンスで日本のカルチャーを牽引する高木完による初単行本。近田春夫、ヤン富田、高橋盾や小泉京子ら豪華ゲストとの「in the Flesh」なトークによって浮かび上がる、東京のポップカルチャー黎明期の躍動。
ゲスト:ヤン富田、近田春夫、高橋盾 (UNDERCOVER)、大貫憲章、NIGO®、小泉今日子、宇川直宏(DOMMUNE)、細野晴臣、小西康陽、戸川純、レック (Friction)、K.U.D.O (MAJOR FORCE)、EYE、YoshimiO
(2022年・イーストプレス)